【リニアPCMレコーダー】ZOOM H1

・ZOOM H1のレビューである。ただし、一眼レフの類を用いて動画撮影する人向け。

 

かりそめ

冒頭に書いたからには、私も一眼レフの類を用いて動画撮影する人種である。

使われているのはSONY α6000。少し陳腐化が進んだEマウントのミラーレス機だ。

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α6000

この世代、値段にしては優秀なことにFHD 60P 50Mbpsで動画を撮れるので、大学に入ってから使い倒し続けている。そろそろ新型機が欲しい。

で、このα6000には致命的な弱点があった。

 

マイク入力端子が無い。

マイク入力端子が無い。

 

創作でテレビなドラマに似た何かを撮る生活をしていたので、セリフを録らなくちゃいけない。カメラ本体のステレオマイク()でどうにかなるシロモノじゃない。ましてや換算75mmのレンズ付けっぱだからなおさらだ。

つまり、私の撮影は音声別録、詳しく言えば [リニアPCMレコーダー+ガンマイク]という構成に頼りっぱなしである。(SONY純正の独自アクセサリーシューにつけるマイクは内蔵マイク以下なので却下)

※マイク入力端子が付いていても、一眼の場合入力レベルだかインピーダンスだかの関係で間にレコーダーを挟んだ方がいいらしい。音声技術への疎さが極まって、そんなことは知らなかったが。

でだ。撮影時に必要だったリニアPCMレコーダー(以下、レコーダー)は借りるなりサークルの備品だったりした訳で、都合よく逃げ回っていたのである。

が、やむにやまれぬ事情で自己調達の必要に迫られたのである。

という訳で、表題にあるように【ZOOM H1】の購入に至ったのである。

 

購入

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ヨドバシで頼んで1日で届いたH1。ちなみに、H1を選んだ理由は価格である。最もお安いリニアPCMレコーダーはZOOM H1なのである。価格.comで7750円。ライバル(?)と思しきTASCAM DR-05が10000円を切るぐらいだから、コストパフォーマンスは優秀。

 

まえおき

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使用感をレビューする前に、私のレコーダー遍歴を辿って見たらこんな感じだった。

TASCAM DR-100mk2ZOOM H6TASCAM DR-07、といったところだっただろうか。あんまり触ってなかったり、一日だけ借りて使ったモノもあるので、細かいところまで覚えているわけでもない。というか、前者2つはフラッグシップ級のレコーダーなので、ランク最安のH1と比べちゃならない。というわけで、似たような立ち位置のレコーダーであるTASCAM DR-07を軽く比較対象にしながら書いてみる。

 

 サイズ感

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特筆すべきはそのスリムさじゃないだろうか。細いし、軽いのがH1である。DR-07と比べても相当小さい。現場では独立したレコーダー持ちの人を頼むことが多いが、このサイズ感ならばカメラ上のシューアダプタに据え付けても邪魔にならないバランス。

 

使用感

 

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 左二枚が録音時/待機時の差分。待機時(右)は液晶に残録音可能時間が大きく表示される。本体の真ん中にあるいかにもなボタンを押すと録音が始まり、残録音可能時間がタイムコードに入れ換わる。

これは実際に録音テストするまで分からなかったのだが、録音しているファイル名が液晶に表示されない。これは地味に痛い。映像と音声のマッチングに苦労する。

DR-07や、その他レコーダーを使っていた時の撮影は、【録画開始→レコーダー録音開始→録音ファイル名を読み上げ→本番……】という流れを使っていたので、ファイル名が分からなければ、動画ファイルに対応する録音ファイルが分からない。

結局は、絵コンテにナンバリングしたシーン名とテイク数の読みあげで対処したのだが、編集時にチェックが一回増えてしまう。無念。

右二枚は本体側面と裏面のインターフェースだったりする。案外ここにH1の強みがあるような気がする。H1はスリムさ故に、液晶のリソースが他機種に比べて貧弱だ。だから、側面と裏面を見てもらえれば分かるように、録音設定に関してはできる限りボタン類で対応する、という設計思想になっているようだ。側面には【入力レベル】【再生トラック選択ボタン】【削除ボタン】があり、裏面は【ローカット】【オートレベル】【録音フォーマット】のスイッチングができるようになっている。DR-07だと、【入力レベル】や、裏面のスイッチングはメニューにわざわざ入ってシコシコとボタンを押して設定しなきゃいけない。一分一秒を大事にしたい現場ではこの違いが大きい(と思ってる)。冬場だと手が寒くて細かい動きできなくなるしね。

 

音質

これが一番大事だが、あっさり行きます。

 

 

バカ耳なのでよくわかりません。でもセリフがちゃんと取れます。

 

 

 

※そもそもガンマイク使用なので、レコーダーだけではいかんともしがたいところがある。ガンマイクは5000円程度の中華なマイク。

 

 

 

終わり。最安ランクにしてはいいレコーダーだと思う。

新品で購入する前日にヤフオクで入札競争に負けたのは御愛嬌。あそこで買えていれば4000円で手に入っていた。無念。